表紙を見た瞬間、思考が停止しました。
そして数秒後に湧き上がってきたのは、「なんで俺は米原じゃないんだ」「こんな不公平なことがあっていいのか」という嫉妬。
それと同時に脳内物質がドバドバと溢れ出すのを感じました。
今回紹介するのは、まさに全男子の夢や妄想が具現化したかのような怪作。
元男子校のクラスに、二人だけ女子がいる。
しかもギャル。しかも二人とも、なぜか「僕」のことが大好き。
そんな妄想全開のシチュエーションが現実に(漫画の中で)起こったらどうなるか?
答えは簡単、「35人の男たちからの殺意に包まれたハーレム」の完成です。
これはただ甘いだけのラブコメではありません。
甘すぎて脳が溶けるか、周囲のプレッシャーで胃に穴が空くか、そのスレスレを綱渡りする生存本能刺激型エンターテインメントです。
私たち読者は、米原くんが味わう天国のような地獄を、指をくわえて覗き見るのです。
「米原くんはつよつよギャルから離れられない」はどんな内容?
あの超尊い系アニメ化作品「事情を知らない転校生がグイグイくる。」を手掛けた川村拓先生が放つ最新兵器です。
舞台は、昨年まで男子校だったとある高校。
クラスメイト38人のうち、女子はたったの2人。
それが河瀬いちごと芹川あいりという、破壊力抜群の「つよつよギャル」。
そして主人公の米原学(まいばら まなぶ)は、(自称)何の取り柄もない前髪長めの平凡男子。
本来ならカースト下位で空気のように過ごすはずだった彼が、なぜかこの二人のギャルに捕食対象としてロックオンされてしまいます。うらやましいことです。
他の男子35人が血走った目で彼を睨みつける中、繰り広げられるのは距離感ゼロ(というよりマイナス)のイチャイチャ攻撃。
逃げようとすればするほど絡め取られる、甘くて危険な包囲網。
それがこの作品です。
【感想】心が震える!見どころ3選
「35対1」の針の筵(むしろ)で味わう極上の地獄
この作品のスパイスとなっているのが、「クラスの残り35人の男子全員が敵」という状況設定です。
モブ男子たちの目が死んでいます。いや、死んでいるというより殺意の炎が揺らめいていると言った方が正しい。
米原くんがちょっとギャルたちと接触するだけで、教室中に「負のオーラ」が充満します。
「うらやましすぎだろ……!!」という怨念がページ越しに聞こえてくるようです。
米原くん本人は嫌われたくない一心で抵抗しようとするのですが、それが余計にギャルたちのS心と独占欲を刺激してしまう。
この「本人は必死なのに、傍から見ると完全にノロケにしか見えない」という構造が最高にニクイ。
読者である我々も、その35人のモブ男子と同じ視点で「代われ!!そこを代われ!!」と絶叫しながら読むことになります。
「ぎりぎりメロン」ほか、限界突破なスキンシップ
「つよつよギャル」の二人は、文字通り攻撃力が高すぎます。
スキンシップのレベルが、高校生の日常会話を超越しています。
特に衝撃的なのが「乳首当てゲーム」なる狂気の遊戯。
服の上から乳首の場所を当てる?それを他に誰もいない保健室で!?
米原くんの指を掴んで自分の胸に誘導したり、あろうことか米原くんの胸をまさぐったり……。
「うちらは単に米原の乳首を探してるだけっスよ」
「ちなみに指をはなすまでが一ターンなのでうちらが指をはなさない限りこっちの攻めは続くっス」
シレッと言い放ってますがこのセリフ、もはや理性が蒸発しています。「乳首を探してるだけっスよ」ってセリフは初めて見ましたね…。
他にも、濡れたトランクスを巡る攻防や、高宮先生を巻き込んだバニースーツ騒動などイベントが目白押し。
無垢なのか策士なのか?ギャル二人の底知れなさ
河瀬さんと芹川さん。
二人の行動原理は今のところ「米原くんが大好きだから」の一点張りです。
しかし、ただ好きで甘えているだけではありません。
米原くんが「男子に嫌われたくない」と逃げ腰になると、すかさず「嫌われる行動をすればするほど距離を近づけてくる」という無敵のカウンターをかましてきます。
彼女たちは、自分たちの魅力と武器(主に圧倒的なプロポーションと積極性)を完全に理解して行使しています。
それでいて、時折見せる純粋な笑顔や、照れる表情(稀ですが)のギャップが……ズルい。
完全に手玉に取られている米原くんですが、果たして彼はこの先生きのこることができるのでしょうか?いつでも代わりますよ。
結末と考察:この後の展開はどうなる?
1巻の段階では、「なぜ二人が米原くんを好きなのか」という核心部分については深く触れられていません。
彼女らは「顔」や「顔がエッチ」と言いますが、そんな単純な理由で片付けるには、執着が強すぎます。
過去に何か接点があったのか。
高宮先生の天然っぷりを見るに、この学校には「常識」というブレーキが存在しない可能性があります。先生ですらあわやバニー化(未遂)ですからね。
個人的な希望としてはこのまま、ひたすら米原くんのメンタルと35人の男子の血管が限界を迎えるまでイチャラブを加速させていくストロングスタイルを貫いてほしい。
ただ、クラスの男子たちの「嫉妬」が一周回って「米原親衛隊」的な結束に変わっていく展開もあり得るかもしれません。(愛荘くんはすでに、がんばれと念じていますが…)
まとめ:「米原くんはつよつよギャルから離れられない」はこんな人におすすめ
- 理不尽なまでの愛されシチュエーションで脳を溶かしたい人
- 「ぐぬぬ…羨ましい…」とハンカチを噛み締めながら悶絶したいMっ気のある人
- 川村拓先生の描く、むっちりとした健康的で可愛いキャラクター造形が好きな人
読み終わった後、あなたは必ずこう叫ぶでしょう。
「俺も来世は米原くんになりたい」と。
その嫉妬をエネルギーに変えて、明日も強く生きていきましょう。
※本記事は、本ブログ管理人が作品を読んだ個人的な感想・考察です。
※記事内の画像およびセリフの引用権は、各作品の著作者・出版社に帰属します。引用は著作権法第32条に基づいています。
(c) 川村拓 / KADOKAWA

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